前回下書きしたグロックのフレームに「スジ彫り」という作業を行っていきます。 デザインに沿って刃を入れることで、フチや輪郭の周りを削ってもキレイに出せたり、線もくっきりと目立たせることができます。 使った道具の使い方や彫り方のコツ・修正方法、他にもあると便利な道具などを紹介する作業記録です。
その1→https://akag1.com/?p=328
↑前回はフレームにロゴやデザインの下書きをしました。
さてこれからどうしようかしら…というわけで…
こんばん〇ギナプキンタ〇ンコンド〇ム^^;
当方も経験したが、自分が楽しんでいる趣味で凄いことしてる人を目にしてしまい、
洗礼を受けた気がしその趣味から冷める・萎えてしまう現象ってあるだろう…w
当方は、すげー俺っちもやってみたいな~wと燃えて朝鮮するタイプだ…
でも「不器用なんすけどw」「できないよーw」てなったら…
「くにへ かえるんだな。おまえにも かぞくがいるだろう。」w
と、折れたら初心にかえって自分の身の丈にあったことをしようかと…
まぁ、自分でもできそうな、簡単なことから、なにかできそうなことを…
今回行った作業について
とりあえず、書いたところを目立たせたいから、その周りを削って浮かせてみよう。
このフレームは樹脂で柔らかいので削ることができます。
しかし、だからと電動ドリルでいきなりそのまま削り始めると…
線どおりに削ったつもりなのに断面がボロボロ崩れ仕上がりがキザキザになってしまったりして…
下書きの通りキレイに仕上げるのは難しそう…
なので、書いた絵の輪郭が綺麗にでるように、また線もくっきりさせたいので、それに沿って刃を入れて彫って書く
「スジ彫り」
とよばれる工程を行いました。
彫るのに使った道具を紹介
こちらの
「デザインナイフ」
という彫刻刀のようなものを使いました。テレビ見ないからわからないけど…最近「消しゴムはんこ」を作る企画とかで使われてたかな?当方は今年知りましたが模型やってる人にもお馴染みの道具のよう。
これは「タミヤクラフトツール デザインナイフ」という製品です。
他のカッターと比較してみても、小さいですね。
刃の先端もより鋭角にとがっており、小回りが利くのでより細かい作業に向いています。
刃厚があり頑丈でたわまないので、安定感もあります。
しかし、刃の先端がシャープすぎるためもろく刃が潰れたり刃こぼれしやすいため、一概にカッターの上位互換とは言えません。ですが、カッター代わりに普段使いにするのにもとても使い勝手がよく便利です。
鉛筆とサイズ感が近く、斬れ味も鋭いので筆記用具で書くように切ったり、削ったり、彫ったりすることができます。
処理・用途に応じ似たような種類のがたくさんあり、実際に使ってみないと使い心地がわからずどんどん増えてしまいました^^;
上から
「タミヤ クラフトツール モデラーズナイフ」
「タミヤ クラフトツール モデラーズナイフ プロ」
「タミヤ クラフトツール デザインナイフ」
「オルファ デザイナーズナイフ」
上3本がタミヤ…他にも、
「精密カッター」「Pカッター」「クラフトカッター」
など、タミヤだけでもこの類のカッター類は6種類も出てます。
違いとして、上の3本は刃の大きさや柄の太さが違います。(上から2本目は曲線刃に変えたのですがサイズ感は同じです。)
下の2本は刃の大きさが同じです。それどころか、タミヤですが替刃のケースには「オルファ」と記載されており、刃は同じオルファ製ですので互換性があります。刃の型番は、XB216S / XB216S です。
当方がスジ彫りした際、「タミヤ クラフトツール デザインナイフ」が一番彫りやすかったので、
使い心地を比較するついでにスペアが欲しくなり刃が同じサイズのオルファのも買った次第です。
柄の太さはどちらもほぼ同じ8.8mm。グリップ力は、個人的にはタミヤのほうが上でした。老舗模型メーカーの後発品で少しお高いだけのことはありますw
しかし、2本あることで、
「斬れ味が悪くなったほうで一度彫ったところを深彫りをする」
と刃の使い分けができ作業がはかどります!
樹脂を彫る時のコツ?や注意点
今回は、当方にとって一番彫り進めやすかったこの2本を主に使って、フレームにスジ彫りを行いました。
じゃあ、彫っていくぞ~w
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しかし、まさかブログをおっぱじめると思わなかったので、彫っている途中の写真がありませんでした…
なので基本的なこと、注意したほうがよさそうなことや気付いた点を羅列していきます。
・まず、他のもので練習をしてみる。
・彫るときは刃の先端を使う。他の刃物類と同じく引くように動かして彫る。
・なので、はさみで切る時と同じように、彫る向きに合わせて刃ではなくフレームを動かすようにするといい感じ。
・はじめて彫る箇所はなるべく斬れ味がいい状態のほうがいい。
・一度彫ったところは何回かなぞって深彫りをする。 こちらは刃こぼれしたきた刃で十分でしょう。
・刃は消耗品です!惜しまずに交換しましょう!刃が潰れるとプチッと音がして欠け、参考ですがこんな感じになります。こうなってしまうともう切れません。
他にあると便利な道具
ですが刃の斬れ味が悪くなってきても、
シャープナー等で2~3回シャっ!と軽くなでるように擦ると斬れ味が回復します。長持ちはしないので、ダメになってきたらすぐ交換してしまっていいでしょう。ちなみに、今回のスジ彫りで
これだけの刃を消費しましたw
・直線は定規を当てても。
・曲線は、千枚通しやキリ、クジリやアイスピックなど先端の鋭い工具でちょんちょんと突っついて柔らかくしてから、
刃を入れるとそれに導かれるようにキレイに彫れます!(内側の跡はドリルで掘るので…)
・修正したいところは、#300~#600番くらい耐水ペーパーなどで消しゴムで消す感じで軽くやすってあげてみてください。くたびれたヤスリの画像を掲載しておきます。w
・粉が出て、彫った溝に詰まります!かき出せる様、ブラシかエアダスター(100均のはやめとけこれには…生ガスでえらい目にw)があると便利でしょう。
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グロックのフレームにスジ彫り…一応こんな感じに
初めてなので、少しずつ彫っては、また彫った所を何度もなぞるようにほじくり貫通しない程度に深掘り、彫ってはまた同じところをほじくり、じっくり時間をかけて…
こんな感じになりました。こんな写真しかありません…w初めてだしたいしたことないけど記念にと…マグウェルが入るところを計算していなかった!なんとかなるやろ~…w
これ以上は長くなりすぎてしまいますので今回はここまで。まだまだ続きますので、こういった加工に興味がある方にとって少しでもお役に立てそうでしたら幸いです。
最後までお読みくださいましてありがとうございました!