ステップリング加工というのをご存知でしょうか?カスタム品ではおなじみの、ポリマーオートなフレーム・長物にこれを施すことでグリップ力が格段にアップし雰囲気も変わる、お気軽にカスタム感が出る加工です。
はじめに
こんばん○ギナプキンタ○ンコンド○ム^^;
いくつかに分けて書き残しているこいつの作業記録ですが、そろそろ終盤に入っていきます。
今回は前回→その3 で削るとこまでやったフレーム
に「ステップリング」をしていきます。
これまで「使う道具までは細かく紹介する必要ないだろw」という感じで冗長にだらだらと続けてきたのですが、俺っちが以前他の方のを参考にしようとしたら、それはもう
トントン拍子でぽんぽんぽんはいできましたー!と
ええ!? どんな手を使ったんだろう?
と分らず仕舞いでかっこいいのに再現出来ずにモヤモヤしてしまうことがありました。
もしかしたらそれで商売をしていて企業秘密的なところがあるのかもしれません。
ここを訪れてくれた方にはなるたけそういう思いはさせたくない所存でございますのでつまらないブログですが
これからもどんどんグダグダと長ったらしく続けてまいりますのでそこんところはよろしクン○リングス3回転よろしくお願いいたしますw
「ステップリング」とは?
【Stippling】という点をつけて模様を書いたり彫る「点描画」という単語から、
ミリタリー用語では主に
ポリマーなど樹脂のフレームに点々の焼きを入れて
点々でザラつきを出して滑り止め加工を施す
という意味みたいです。
日本語では他にスティップリング、ステッピング、スティッピング…と
さまざまな名前で呼ばれどれが正しいのかとこのニッチな界隈でたまに論争が行われていますが、
東京ディズニーランドを「デズニー」ランドと呼びささいないざこざが起きる
くらいな不毛な議論ではないでしょうかwww
「スティップリング」が正しそうですが、海外のカスタムメーカーの方は「スティッピング」と呼ぶそうで…
当ブログでは日本では一番定着してそうな呼び方(検索件数が多い)の「ステップリング」表記でいきますので、そこんところはよろしクン○リングス3回転お願いいたしますw
ステップリング加工をする意味とは?
でも、
たかがエアガンで滑り止めだなんて大げさじゃ…w
という感じですよねw 俺っちも「以前は」そうでしたwフナ虫がついてるみたいだしなw
ネットでも実銃のカスタム品がそうであるからと日本ではエアソフト・モデルガンで
雰囲気を近づけるためにやってる方も多いようです。
日本で実銃なんて捕まっちゃいますからねw
また、お手軽に見た目も変えられカスタム感を出せます。
そして、当然握りやすさアップ目的で実践されている方も多いでしょうし競技用フレームにも施されてますね。
でいざやって握り比べてみるとザラザラが手にひっかかって、全然違いますよ~これw
特にCO2化すると恩恵が大きいですよ!
使う工具の紹介と使い方
・半田ごてという加熱工具を使ってステップリングします。
当方は白光(HAKKO)の「FX-600」という機種を使ってます。
半導体の現場でも使ってたので間違いないかなと…w
細身で筆記用具みたいな感覚で持つことができ使いやすいです。
温度調節機能(200℃~500℃)がついており便利です。
プラスチックくらいなら100均のやつでも…?持ってないのでノーコメントで…
こちらはコテ台。
ホルダーとスポンジ置き付きのスタンドです。
コテ先は非常に高温になり直置きするとマットや台を焦がしてしまうので必需品です。
また、スポンジは水を吸わせてコテ先を冷ましたりこすってハンダや汚れを落とすのに使います。
・半田ごてを使う前と後の作法
新品ほやほやのコテ先は温めたらまず「予備ハンダ(はんだメッキ)」という
コーティングをしてやると被膜が酸化などを防ぎ長持ちします。
また、使い終わったあとも次使うまで劣化しないようハンダをちょこんと。金属なので空気に触れているだけでも浸食が進んでしまいますので…
熱でダメになる消耗品ですからできることで寿命を延ばしたいですよね。
・温度を設定する
温度は320~370℃くらいにしました。融点は250℃くらいです。
高ければいいという訳ではありません。
お好みで調整してみて下さい。
コンセントに差し込むとすぐに温まり始めます!
めちゃくちゃ熱くなります!
青いランプは温めてるよ~というサインで設定温度まで温まるとランプは消えます!なので
冷えてる時もランプは消えていて紛らわしいですのでやけどしないよう気をつけましょう!
コテ先の交換は、ナットを回して外して行います。
白い熱が伝わるヒートパイプにコテ先をかぶせて戻します。
気をつけることや注意点
―有毒なガスが出ます!必ず換気をしましょう。煙は吸わないように。防毒マスクでの対策も有効です。
―先っちょに溶けた樹脂がくっつくと熱が伝わりにくくなるので「熱い状態のまま」、
スポンジや中目の紙ヤスリやダイヤモンドヤスリなどでこすって落としてあげます。
―加工するところ以外は心配ならマスキングテープや新聞紙で保護してあげるといいでしょう。
―コードに加熱部分が触れないよう、またヤケドしないよう取り扱いには十分気をつけましょう。
ステップリング加工をしてみます
公式のを参考にAgency Armsスタイルのステップリングをしていきます。
オリジナルのフレームから全部にやりたい場合は塗料や仕上げのコーティングも溶けるので効果を上げるためにも
テクスチャやチェッカリングごとヤスリでごっそりと削り落としてフラットにしてから施していきます。
今回は元から付いていた「T18-B」というコテ先を使用しました。
載せる写真がなく申し訳ないのですが
こんな感じになります。シンプルでスタンダードな形状です。
・はじっこやフチから内側に攻めていったほうが無難です。
・点をつけたらその隣をと一点一点順番につけていきます。
・コテ先は基本は垂直に立てて当てます。
色んなコテ先を試して、お好みの模様を描いてみて下さい。
ドアップ。やべぇ、何かに似てるかと思ったら「アディダス」のロゴみたいになってしまった…w
テカリは紙ヤスリで軽くなでてあげると取れますがこすりすぎると白くなるので気をつけて下さい。
粉が目詰まりしたらエアーで吹き飛ばすかブラシで掻き出します。
いや~、我ながらよくここまでやった!w
いかがでしょうか?
ガバメント勢などのグロックにあまり興味ない方だと何じゃこりゃ?というぐらいには雰囲気が変わりました。
ステップリング加工をする際の参考になりましたら幸いです。
あとひといきというところまできましたが
俺パトラッシュ…疲れたろ…僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ…コテン
最後までお読みくださいましてありがとうございました!