グロックのフレーム加工 Agency G34 その6 カシメ装飾と外し方

グロックにメダリオン的な装飾を付けてみます。

あまりレベルは高くないですが、いろいろ応用できるかと思いますので、まぁせいぜい頑張っていただければと思いますw

はじめに…メダリオンとは

こんばん○ギナプキンタ〇ンコンド〇ム^^;

メダリオンとは「メダルのような飾り」。

グリップできらめくコルトやS&Wのメダリオン。
小さいながらも金色に輝き存在感を放つこの装飾は
これがあるだけで骨董品感が出ますし、オシャレでかっこよくて魅力がありますよね。
グロックでもそれっぽいのを再現できないかな?と試した次第でございます。

今回取り付ける「カシメ」という金具について

グロックのメダリオンというのは当方は見つけることができませんでした。
初めてだし練習も兼ねて、

こういう金具を付けてみることにしました。

これは「カシメ金具」という、カバン・バッグなどの革製品で見かけるボタンのような飾りです。

レザークラフト 入門講座より引用

仕組みはまるで社会で揉まれていく多くのうだつのあがらないサラリーまんのような…w
上からも下からも潰されて型にはまっていく構造になってますw

両面が膨らんでいる「両面カシメ」ではマガジンが引っかかってしまいますので
「片面カシメ」という片側が平らなのを選ぶことに。

フレームの厚さは約3mm。
足は頑張れば半分くらい潰れるよう。
革みたく食い込む素材ではありません。
なので足の長さは4~5mmくらいか。
しかし、探してみると…

選択肢がかなり限られます。

頭と大きさと足の長さは比例し
小さいやつしかない。

ガバのメダリオンの直径は11mm。
10mmくらいは欲しいな…

案の定、足が4.5mmで頭がφ5mmのを試したが少し大きいシャフトやピンみたいで小さすぎて失敗…

https://shop.r10s.jp/sozomi/cabinet/05169530/05220480/05220858/imgrc0076716783.jpg

なので上の画像の商品を楽天市場のこちらのショップから購入し再度試してみました。

当時できそうな範囲内で足が短く一番頭が大きかったです。

必要な道具

カシメ打ち台、受け台、下受けプレート

カシメを固定するための型。裏面を載せて使います。

・打ち棒

カシメを打ち込むための専用工具。
対応するサイズ(今回は8mm)のを用意します。

・ハンマー

打ち棒を叩くために使用。

・ゴムシートなどの下敷き

ズレないようにするため。
高さも出したいので数枚用意しました。

金具を入れるための穴をフレームに開ける

この金具は、断面が刃みたく鋭利ではなく、とがってもいないので
釘みたいにそのまま打ち込むことはできません。

ですので、金具の足が入るように取り付けるもの、ここではフレームの
取り付けしたい箇所に穴を開けてあげる必要があります。

あらかじめ、

シンワのデジタルノギス

取り付ける金具の足の太さを目安のため測っておきます。

気持ち小さめに穴をあけ、きつかったら少しずつ広げていきます。
小さいなら広げればいいのですが、大きすぎると修正ができなくなってしまうので…

キレイに穴を空けられる方法をいくつかご紹介します。

その1.ミニルーターなどの電動工具を使う

今回は以前こちらで紹介したミニルーターの「ドリルビット」

を使って穴を空けてみました。

コツとしては、必ず「刃を真っ直ぐ上から垂直に」入れましょう。

繰り返しになりますがルーターを使う際はくれぐれも巻き込み事故には気をつけてください。
技術の授業で、ボール盤でも指は簡単に飛ぶと。死亡事故も実際起きています。
DIYで柱や梁や家具などの木材に穴を開ける際にも活躍しますが
回転工具は誤ると命に関わる危険な道具であるという意識を持ち常に慎重に取り扱いましょう。

そして、足の太さに合わなかったらダイヤモンドビットを突っ込んで穴を拡張し微調整します。

他の小型の電動ドリルでもいいでしょう。



その2.ピンバイスを使う

別のフレーム加工の際に

タミヤクラフトツールシリーズ No.74112 精密ピンバイス D-R

こちらを使いました。
これは「ピンバイス」という小さな手回しのドリルです。

太いドリルだと傷つけてしまう模型などにも使える
穴あけ加工用の手動の精密工具です。

本体にはドリルは付いていないので、付け替え用のドリルも合わせて用意しましょう。

先端のらせん状になっている刃は交換ができます。

刃をセットしていきなりほじくろうとしても、人力ですのでなかなか刃が入っていきません。。。なので、

穴をあけたいところにしるしをつけます。

そこをキリや千枚通しなどを突いて軽く穴を掘ります。

こうすると刃が食い込みやすくなります。

先端をあて、上から押し付けながらクルクル回していくと

掘ることができます。

途中で左右に力を入れると「ポキッ!」と簡単に折れてしまいます!

貫通したらストップ。

入れるときも抜くときもなるべく垂直に、真っ直ぐに。




その3.ポンチを使う

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タミヤのモデラーズポンチ→タミヤ公式の商品ページに飛びます

分厚すぎて打ち抜けないかもしれませんが、こういうたぐいの道具もあります。



その4.ボール盤を使う

古い工場によくある

こういうやつ。

まぁ、これで商売しようという方はいかがでしょうか?w

卓上ボール盤という比較的小型・安価で家で使えそうなやつもあります。

その5.重機を使う

ボーリング工事という地面を掘削する作業で使用する

ボーリングマシーンという機械を使えば開けられない穴はないでしょう!

・カシメの打ち方

片面カシメの裏面、平らになっているほうを下に対応するサイズの受け台に載せます。

穴に足を通します。手で持っているわけにはいかないので

上から受け台→重ねたゴムシート→布でいい感じに高さを出しました。

カシメの裏側の厚みでマガジンが引っかかってスムーズに抜き差しできなかったので
フレームの内側の穴の周辺をすこしルーターで削りました。

打ち棒にカシメの表側をセットして

合わせたカシメをハンマーで上から「まっすぐ垂直に」叩いていきます。

しっかり押し込んで

装着できました。カシメの取り付け作業は以上になります。
足が長かったせいかちょっと浮いてる気がするな…

カシメの取り外し方

せっかくつけたけどいきなり外すことにしましたw
足が長いせいか密着せず、ガタが出てプカプカするからです。

外すのは結構へんた…いやたいへんかもしれません。
裏面のほうが足が外側なので、フレームの内側からなので
「食い切り」や取り外し用のキットなどの工具が使えないからです。

がんばって、ニッパーで外すことに…

カシメの頭を押しながら裏面の隙間をニッパーなど先が細い工具を差し込んで広げ

できた隙間にニッパーの刃を入れて

切断します。
ニッパーの先っぽは鋭利なので少しずつ力を入れ
キズを付けないよう気をつけましょう。

外すことができました。

以上、練習としてカシメの金具を付け、外してみたのでその作業方法の報告でした。

グロックのフレームにメダリオン風の装飾を付けてみたい、
他のエアガンで穴が少し合わなかった、
という方などの加工の参考になりましたら幸いです。

最後までお読みくださいましてありがとうございました!

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